入浴のすすめ - ぬるま湯編 -

投稿日:


 
37~40℃の少しぬるめの微温浴では、副交感神経系が優位となり、生体に快適な刺激を与えたり鎮静作用を示すことがわかっています。
 
また、筋肉や関節部の組織を弛緩させてこわばりをやわらげ、鎮痛作用もあることから、関節可動域を増す効果もあります。さらに血管拡張作用により血行が促進され、末梢にとどまる血液が増えることで血圧も下がることが知られています。
また、高温浴に比べて長く入浴することができますが、これにより温められた血液が体内を十分に循環することで、深部体温が上がること、つまり体の芯まで温かくなることに繋がります。
 
血液循環がよくなると、筋肉のコリや痛みの原因となる乳酸などの疲労物質の代謝や代謝産物の排出が促されるため、一日の疲労を取り去るのにはとてもよい方法です。 すでに述べた通り、十分な睡眠を取ることは疲労回復のうえで重要ですが、就寝の1~2時間前に長めの入浴をして、深部体温を1℃以上上昇させると、寝つきがよく睡眠深度も深くなることがわかっています。
 
私たち人間を含めたほとんどすべての生物は、さまざまな生理現象において約3時間周期の日内変動を持っており、それを「概日リズム」と呼びます。
体温の概日リズムにおいて、体温が下降する勾配が最も大きい午後8~10時頃の時間帯と重なるように入浴するのが、良質な睡眠を得るためには理にかなった方法です。
 

 
入浴前後の脳波を解析し、ストレス感、喜び、悲しみ、リラックス感などの感 性要素の状態を数値的に表す分析方法で効果の検証をした研究があります。入浴前に比べ、出浴後にはストレス度の減少とリラックス度の増加がみられ、入浴の 疲労回復効果が認められたと報告しています。また同様の方法を用いて、いくつかの異なった入浴条件による感性要素の変化を観察した研究もあります。
 
興味深いことに、小さいユニットバスより銭湯や温泉など大きな浴槽での入浴の方が、また半身浴より寝浴の方が、さらには普通の温浴に比べてラベンダー浴や露天風呂での入浴の方が、明らかなストレス度の減少およびリラックス度の増 加がみられたとのことです。
積極的休養として温泉を有効活用できれば理想的ですが、自宅のお風呂でラベンダーの香りがする入浴剤を使ってみるなど、ちょっとした工夫を凝らすことで入浴効果を高められます。
 
HPS入浴法 - 熱いお湯編 -
 

Copyright© イライラ解消|サポート.com , 2026 All Rights Reserved.