
「温度」をつける、紙に書き出す
【1】イライラに温度をつける
イライラをコントロールしにくいと思う理由の1つは、基準がないから。 そこでイライラにも基準を設けましょう。 イライラは、スイッチのようにON・OFFで切り替わるというようなものではなくて、幅のある感情。その幅を数値化して、自分の抱えるイライラのボリュームを理解できると、 突然扱いやすいものになります。
学校の成績表が5段階で示されたり、気温が何度と言われるとイメージしやすいのと同じこと。
10度を最強点として考えてみましょう。 10が人生で最高に強いイライラ。0度は穏やかな状態(図3)。

図3:イライラを温度で表すと...
今、目の前にある自分のイライラは何度くらいですか?
おそらく子どもに対するイライラは、勢いづいているほど温度が高くないもの。
温度を感じて、それ相応のイライラとして対処できるようにしましょう。
【2】ストレスログ
心のコップがあふれる原因にもなる自分のストレスを客観的に見てみましょう。 まず最初に、自分の感じているストレスを書き出し、2つのポイントで見極めてみます。
●それはコントロールできるのか、できないのか?
●それは自分にとって本当に重要なことなのか、そこまでではないのか?
図4に例を示しました。「★」が具体例です。

図 4:ストレスログの書き出し例
実際に書き出してみると、自分の力で変えられる範疇のことなのか、そうでないのかがハッキリしてきます。
すると、どうにもならないことに対して、よけいなイライラを持ってもどうしようもないということに気づくはず。逆に、自分にできることも見えてきます。 そこを見極められるようになると、自然とコントロールできることに意識が向き、必要なことにエネルギーをかけられるようになります。
【3】24時間アクトカーム
どんなにイライラしても怒っても、自分の感情に関係なく、これから4時間だけは、徹底的に穏やかに振る舞ってみる方法です。
言葉遣いや表情、振る舞いを穏やかにしてみる、など自分の行動を変えることで世界がこんなにも変わるのか、ということを、身をもって感じることができます。
自分の言葉の選択で子どもから返ってくる返事が違うこと、自分の態度の違いで子どもの反応が違うことを実感できるでしょう。
わたし達は、つい相手に変わってほしいと思ってしまうものですが、人を変えるより、自分が変わるほうが簡単で、意味があると気づくことができます。
24時間は長くて大変そうと感じるかもしれませんが、とにかくやりきることが大切です!