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ダメなことをしても「ダメな子」とは言ってはいけない

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つい無意識に発する人格否定の言葉

「人格なんて否定しないわよ、当然でしょ」と思われるかもしれませんが、意外と落とし穴はたくさんあります。
たとえば、「ほら、早く! まったくトロいんだから......」「お友達にそんなこと言ったの? ひどい子!」「ほらまた宿題しないでゴロゴロして......怠け者なんだから」「ほんと乱暴よね!」......
トロい、ひどい、怠け者、乱暴者のように抽象的な言い方でダメ出しをしたり、侮辱したり、批判的なことを言いすぎたりするのは、人格を否定しているのと同じこと。
 
子ども達はお母さんに自分を見ていてほしいし、認められたいし褒められたいもの。 免疫のある大人なら聞き流せるようなちょっとした言い回しでも、純粋な子どもに とっては自分の行動の一部を言われているとは受け取れず、自分自身が否定されていると思ってしまうことがあります。 それがまして親に言われた場合、言葉通りに受け取ってしまうことがあるのです。
 
小さな子どもにとって、親は万能の神にも匹敵する存在です。 なにしろ、自分の生存のためのすべてであり、他に自分を愛してくれる人も自分を守る方法も知りません。
その人の言うことが間違っているという判断はまだできず、むしろ「親は完璧で正しい」と信じてこそ、親の元で安心していられるのです。
だから、その言葉の重みというのは、お母さんが思っている以上に大きく、時としてその言葉を丸々疑わずに信じて「内面化」するとも言われています。
「内面化」というのは、侮辱も、ののしり言葉も、けなし言葉も、そのままに「自分はそうなんだ」と刷り込まれてしまうこと。
「あなたは頭が悪い」と言い聞かせれば「僕は頭が悪いんだ」と思い込んでしまうし、「あなたはだらしない」と言い続ければ「自分はだらしないんだろう」と刷り込まれてしまいます。そしてそれは、低い自己評価や自信のなさ、ひいてはネガティブな自己像を作り上げてしまいます。
逆に「あなたはやさしい子よね」と常々言っていれば、自分のなかのやさしさに目を向け、やさしい人として自分を認識していきます。
 

何より大切な自己肯定感

幼少期は、その子の感覚や能力を育む大切な時期です。「ダメな子ね」「だらしのない子ね」「意地悪な子ね」などの抽象的な表現は、子どもの自尊心を傷つけかねないので、言葉選びには注意が必要です。
 
お母さんからのダメ出しが抽象的だと、自分が否定されていると感じてしまい、自己肯定感は育ちません。「自己肯定感」というのは、「自分を肯定する感覚」「自分は大切な存在」だと感じる心の感覚で、この先、自分を信じてたくましく生きていく上では欠かせないものです。
それは、「言うことを聞くから可愛い」とか「勉強ができるからいい子」 などの条件付きではなく、幼い頃から「自分の存在を肯定される」ことによって育まれます。
親からの愛情を十分に感じられることで、自分でも「ありのままの自分を受け入れる力」「自分を大切にする気持ち」が育っていきます。
 
ありのままの自分を肯定できるようになると、根拠のない自信を持つことができ、 それが原動力となって何事にも前向きに「自分なら、きっとできる!」という自信を持って取り組む意欲が生まれます。
子どもを叱るときは、人格・性格を抽象的に指摘するのではなく、子どもの行動・発言を取り上げて、具体的に伝えてあげましょう。
 
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