
ゴミを捨てないのは本当に毎日?
他にも、関係を悪化しかねない叱り方があります。 それは、おおげさな表現を使ったり、理由を決めつけたりすること。
たとえば、「いつも服を脱ぎっぱなしね!」「毎日お菓子のゴミ捨てないよね!」「自分から絶対に先生からのお手紙出さないね!」「必ず口答えするね!」といったもの。
親はおおげさに言うことで、いかに悪いかを理解させようとするのですが、むしろ反発心をあおりますし、正確な表現ではなくなってしまい逆効果です。
「いつも○○しないね」といった出来事は、たしかに怒りたくなるほど「しょっちゅう」なのかもしれません。
でも客観的に聞くと、子どもがよく使う「みんな持ってるから買って」「そんなことみんなしてるよ」の「みんな」に聞こえませんか?
「ヘー? ほんとにみんななの? 全員?そんなわけないでしょ!」と、つっこみたくなりますよね。
大げさな表現は反発心をあおるだけ
このような「いつも」などのおおげさな表現を使ってしまうと、事実を歪んで扱ってしまっていることになり、反論したい気持ちにさせるのと同時に、「できた1回」を無視していることにもなります。「昨日は忘れずにお菓子のゴミを捨てたのに......」「言われなくてもお手紙ちゃんと出したことだってあるのに......」 「お母さん見てくれてなかったんだ......」
など、ちゃんとやっても褒めてもらえないし、やっても見てもらえない。どうせやってもやらなくても怒られるんだと、子どものやる気が上がらなくなってしまうので、注意が必要です。
理由を決めつけて叱るというのも、逆効果になる叱り方です。「どうして言うことを聞かないの。反抗ばっかりして!」「あわよくば、やらないで済ませようとしているでしょ!」「また嘘ついたわね!」
など、子どもにはそれなりの理由があるかもしれないのに、その行動の原因を勝手に決めつけて叱ってしまうと、子どもの反発心をあおるだけです。
本当は、忘れているだけだったり、大人には思いもよらない理由があるときもあります。 行動の改善を促したいのであれば、頭ごなしに決めつけて叱るのは要注意です。