子育てのイライラをコントロール

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「怒る」と「叱る」を使い分けられていますか?

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「叱る」ことの真の意味

そもそも子どもを叱るとは、どういうことでしょう? 「怒る」というのは、自然と湧いてくる感情を外に出したもの。自分の守りたいものを守りたい、何かを変えたいという主張(メッセージ)です。 つまり、自分のためにしていること。 一方、「叱る」とは、相手本位なものです。 親が子どもを叱ることはあっても、子どもが親を叱ることはないように、立場の上の人が下の人に、アドバイスだったり、改善や成長を促すための行為です。
ですから、良くならないようであれば、叱っている意味はないのです。 子どもを叱るときに忘れてはいけないことは、「何のために叱るのか」「どうなってほしいのか」をお母さんがわかっておくこと。
イライラに支配されてしまっているときは、ついつい感情にまかせて衝動的に怒ってしまいがち。でも実はこのとき、自分が何を問題としているのかがわからなくなってしまうことが多いのです。 そうすると、怒るも叱るも似たようなことになってしまうんですね。
 

手っ取り早く言うことを聞かせたい!

とはいえ、子どもが大騒ぎしたり大泣きすると、目の前の状況を「手っ取り早くなんとかしたい!」と思って、つい自分の欲求を優先させてしまい、怒鳴ったり、脅したりという方法で子どもを服従させたくなってしまうかもしれません。「子どもに言うことを聞かせたい」「子どもをコントロールしたい」という気持ちが、自制心より勝ってしまうんですね。
 
しかしそれは、残念ながら支配欲であって、しつけではありません。
本当は子どもへの愛情がたっぷりあるのに、その愛情の吐き出し方がわからず出口に迷ってしまうと、それが「支配欲」となってしまうことがあります。
そこから口喧嘩に発展してしまうと、今度は個対個になり、「勝ちたい」という意識が生まれ、さらに強く怒鳴ってしまう......。
 
あるいは、親の権力を振りかざして脅す......という手段に出ることも。
親の側に「自分の言うことを聞かせたい」「言い負かされたくない」「勝ちたい」という気持ちが生まれてしまったら、それは叱っているとは言えな いのです。
 
ここで忘れてはいけないのは、親と子どもの関係では、力が釣りあっていないということ。親のほうが経済的にも、行動力・判断力においても勝っていて、すべてにおいて決定権を持っています。子どもが反論するにしても限界があります。
イライラは高いところから低いところへ流れます。支配欲が出てきてしまったら、親のほうが力が上だということを、どうか思い出してください。
 

「怖い怒り方」はだんだん効かなくなる

「怒り」は「万能感情」とも言われています。
イライラを爆発させ、言いたいことを言いたいがままに発散できたときに感じる高揚感と満足感。これは実は、自分が万能の神になって相手に打ち勝ったような強さや権力を一瞬感じられることからくる感覚です。 ただ、イライラを爆発させることで、自分がストレスから解放されるように感じるのは、実は錯覚です。怒鳴ることは、イライラを和らげてはくれず、むしろ自分を奮い立たせ、いっそうイライラを強めてしまいます。
怒鳴ることで得られる満足感は、癖になってしまうことがあります。
「怒鳴ったら、(子どもがびっくりして) 言うことを聞いた」という経験があれば、「また怒鳴れば言うことを聞くかな?」と思って、ついやってしまうことが多いもの。
それが自分のパターンのようになると、イライラするたびに、つい反射的に繰り返してしまうかもしれません。
はじめのうちは、子どももびっくりしたり、怖がったりして、行動を改めるかもしれませんが、何度も繰り返すうちに慣れてきて、効果がなくなっていきます。
 
「うちの子は怒鳴らないと言うこと聞かないから......」とおっしゃるお母さんは多いのですが、はじめはやさしく言っていたのに、強く言わないと聞かなくなった。次に怒鳴らないと聞かなくなった......。これを続けていくと、あとはエスカレートしていくしか道がなくなってしまいます。
脅すのも、同じです。「脅す」というのは、問題としていることに関係がないことを口実に、子どもに言うことを聞かせようとすること。
「怒鳴る」も「脅す」も、子どもは叱られた意味を本当に理解して行動を改めるわけではなく、「怖いから言うことを聞く」のです。
「怒鳴る」「脅す」ではない、改善につながるコミュニケーションができるといいですよね。その方法については、次項から詳しく紹介します。
 
>叱るときは、言うことを1つに絞る
>「なんでやらないの?」から「どうしたらできる?」に変える
>子供が「いつも○○しない」と決めつけない
>「叱る基準」を作ることで イライラが消える
 

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