
夕食は必ず6時、おやつは手作りすべき...
育児ストレスが大きい お母さんによくあるのが、「自分の理想を作り上げていて、それに縛られてしまう」ということ。「母親はこうあるべき」をはじめ、子どもに対しても「○歳ならこれくらいできるべ き」「人に迷惑をかけるべきではない」など......。
母親業をキッチリこなしたい 完璧主義のお母さんや、自分のやり方にこだわりがあるお母さんは、自分にも子どもにも多くのルールや課題を課してしまいます。図2の許容ゾーンが、小さくなっている状態です。

まじめなお母さんほど「ちゃんと○○しなければ」と、自分自身にも厳しくしてしまいがちです。
「厳しくすることがいい悪いではなく、大目に見られるものが少ないほど許容ゾーンをはみ出ることが多く、はみ出るたびにイライラするもの。
「夕ごはんは必ず6時」と決めていれば、5時30分に「絵本を読んで」と言われても 「え? なんで今なの!」とイラッとしてしまうもの。
自分の理想に固執しすぎていなければ、たとえ応えられないにしても、イラッとはしなくても済むわけです。
ルールやしつけの基準というのは、ご家庭ごとに決めればいいことですが、そこへの執着が強ければ、それだけイライラが大きくなります。
誰のため、何のためのルール?
自分に対しても、朝送りに行くときは いつもキチンと化粧すべき、おやつはすべて手作りにすべき、子どもに添加物を与えるべきではない、入学前にある程度の勉強はできるようにさせるべき、など理想とするものが多いと、当然ストレスが大きくなってしまいます。
育児における理想をあげればキリがありません。
けれど、現実的には限界があります。 自分にとってできる範囲のことにとどめておかないと、自らイライラを増やしてしまいます。
「できたらいいけど、しなくても大丈夫」くらい、おおらかにいることで、手放せるイライラはとても多いものです。
先ほど挙げた、いくつかの「○○しなければ」にも、子どものためでなく、自分がそうしたいだけのものも含まれているかもしれません。
理想として掲げるものが、誰のためのルールなのか。「子どものため」と思って始めたことが、いつのまにか「マイルールを貫きたい」「自分の達成感を満たしたい」に移り変わっていないか。
それによってイライラして怖い顔になるようだったら、もう一度見直してみてもいい時期かもしれません。